神仏鬼
神と仏は 救済を求めた人の中から救済すべき人を選ぶ
鬼は大事な人に危害を及ぼそうとする者を喰らう
城を攻めるとき 搦め手は攻撃しない様にするが、神と仏は逃げてきた者を救う
鬼は逃げてきた者の内から責任者の安堵する場所に待ち構え喰らい尽くす
最後まで責任を持って残るべきなのに責任を放棄した者を喰らうので、容赦はしない
鬼は責められることを覚悟で行動する 故に 鬼の行動は責めるべきでは無い
神と仏は守ろうとする為 標的の確定が拡散し希薄になりやすい
鬼の場合は、危害を加えようとする者のみ標的と確定すれば良いので攻撃は熾烈を極める
常に守るべき者を選別しその周囲に注意していれば良く
判断は迅速にして攻撃の手段も既に確定しているからである
守られるべき者は、それを認識しない 又 気取られる様では、鬼としての資質にかけ
鮮烈なるが故に 鬼にも厳しい自覚と自律を求められる
このことから 絶大なる力を容認される
帰堂 流水